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クリスマスローズの魅力

 最近の園芸業界では、クリスマスローズが注目されています。ガーデニングの本家であるイギリスでは、
バラに次いで人気のある花とされています。その理由を探ると、

  1. 花の少ない2月頃から咲く。

  2. 半日陰を好む。(狭い場所でも植えられる)

  3.  花色,草姿、花型などの巾が広い。

  4.  日本では九州から北海道まで生育できる。

  5. 和風,洋風の庭に適応する。(多くの植物と共生できる。)

元来、地味な花色でうつむき気味に咲くマイナーな花でしたが、鮮明な花色,丸弁、上向き等の
改良が進みました。特にイギリスの故ヘレンバラード女史は、素晴らしい品種を作出しました。
これらの品種は株分け繁殖では数量に限度があり、容易に入手できません。しかしこの系統の
血を引く種子繁殖の優良系が出まわるようになりました。種子からの実生では、親株とは同一固体
ではなく微妙な違いがあります。新しい個体の誕生になるので素晴らしいものが生まれる可能性もありますが、
親株より劣る可能性もあります。何の注意も払われず、ただ採れた種子を蒔けば、
一般的には、親株以上の株は得られないでしょう。

クリスマスローズは、早春に咲く雪割草や福寿草などと同じキンポーゲ科の植物です。
学名をヘラボレス(
Helleborus)といい、イギリスではヘラボレスの名前が一般的です。
欧州では
12月に咲くヘラボレス・ニゲルをクリスマスローズといいますが、
日本ではヘラボレス属全部をクリスマスローズと呼ぶのが普通です。
ヘラボレス属は
16の原種があり、東欧州を中心として広く欧州に分布(例外として中国原産のチベタヌス)
して自生する植物です。大別すると有茎種と無茎種に分かれます。

無茎種

1.        ガーデン・ハイブリッド(H.ハイブリダス)

多くの原種が交雑されたグループです。丈夫で環境適応性があり、日本で安心して楽しめる種類です。
欧州では、キリスト教の聖節レンテン節
(復活祭までの30日間)に咲くのでレンテンローズとも呼ばれます。
オリエンタリスとグッタータス、アブチャシリスを主体として、茶色、グリーン、あずき色のアトロルベンス、
トルコータス、紫色系のプルプラスセンス、グリーン、黄色系のジュメトラム、シリロフィルス、オドルスなど
多くの原種が交雑されています。花色は白、桃、赤、紫、赤紫、灰紫、グリーン、クリーム、黄、覆色、ピコティ等
に加え、スポットやブロッチ、網目などがあり、更に各色ともそれぞれ濃淡があるので誠に賑やかです。
最近では、ネクタリー(蜜腺)の色も注目され、淡色花で蜜腺の濃い(ダークネクタリー)系統や
濃い黄色の蜜線(ゴールドネクタリー)系統の生産も徐々に増えてきています。
萼片が多弁化した八重咲きも人気があります。パーティドレスが有名ですが、これはトルコータスの系統で弱く小輪で、
日本の気候風土に適応できるのか疑問です。むしろ普通のオリエンタリスの中から選抜されたものが今後有望と思われます。
近年、タスマニアのナーセリーから発売されたミセス・ベティラニカー(白八重大輪)は、日本の気候風土にも適応し、
八重の遺伝子を強く持っているようですので、これを交配親とした改良が進んでいます。

2.        ヘレボレス・ニゲル

美しい純白の花です。12月から咲くとはいうものの日本ではオリエンタリス同様2月からきれいな花が咲き始めます。
12月頃でも咲きますが未だ充分に低温に遭わないので花茎が伸びず、不完全な花となります。
寒さには最も強いグループに入りますが、夏の暑さには弱いほうです。若苗は丈夫ですが古株は弱くなります。
枝打ち性や花の大小で、ポッターズホイール、ホワイトマジック、マクランサスなど多くの系統がありますが、
いずれも純白です。稀に紅色もあります。ニゲルは無茎種ですが、有茎種と交配親和性があります。

有茎種

有茎種は花が咲くと茎が枯れて、地中から新しい茎が伸び古いものと交代する性質があります。
原種そのものなので、花色は単一で品種名はなく、系統別がある程度です。

1                   ヘレボレス・オーグチフォリウース

コルシカ島の原産でコルシカスとも云われます。うすいグリーンの花を15〜30輪つけます。
草丈
60p〜1mになるので花壇、庭園向きです。2月から4月にかけて開花します。
常緑で白っぽい葉の縁が切れこみの深いのが特徴です。
これにリビダスを交配して出来たのがステルニーで、葉も花もやや紅色を帯びます。

2                    ヘレボレス・フェチダス

イギリスからスペイン、フランス、イタリアなど欧州西南部に自生します。11月から4月にかけて開花します。
小輪ベル咲きの花で、冬の切花として独特のグリーン花で人気があります。

3                    ヘレボレス・リビダス

スペインのマジョルカ島原産のあずき色梅花咲きで葉も美しくコンパクトです。日本では暑さ、寒さとも弱いタイプです。

交雑種

ニゲルの弱い欠点を補う目的で次の交雑種があります。ニゲルより丈夫ですが純白さもなくなり、結実もしません。

1                    ニガーコルス

ヘレボレス・ニゲルとヘレボレス・オーグチフォリウースの交雑種で、花色は純白色です。

2                    バラーディア

ヘレボレス・ニゲルとヘレボレス・リビダスの交雑種で、花色はやや赤みを帯びた白です。

3                    エリックスミシー

 ヘレボレス・ニゲルとヘレボレス・ステルニーの交雑種です。




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