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クリスマスローズ栽培管理

クリスマスローズは冬から春にかけて花が咲く耐寒性の多年草です。
鉢栽培では根の発育が旺盛なので大きめの深鉢を使います。開花株は6号〜10号です。
小さいとすぐに根詰まりをおこし生育がとまります。排水と通気性の良い用土が基本です。
赤玉(中粒)5、腐葉土またはピートモス3、軽石1を主体にくん炭(酸性中和)、バーミキュライトまたはパーライト(通気性)、
ゼオライト(根腐れ防止)、キトサン(持続性有機質石灰)等を1割程度混合します。毎年の植替えが理想的です。
6月から9月は直射日光を避け、風通しの良い場所に置きます。潅水は鉢土の表面が白くなってきたら充分に与えます。
鉢土が乾いてないのに潅水をするとも根腐れの原因になります。肥料も7,8月は与えてはなりません。
庭植えは株元に雨水がたまらない場所ならばどこでも大丈夫です。望ましいのは落葉樹の下で、
夏は遮光し冬は日の当たる場所です。腐葉土又はピートモスや完熟堆肥を土にまき充分に耕転してから植え付けます。
夏までに大きな葉が展開している場合は花芽が形成されます。
秋になっても株元から細い新葉が続けて出てくる場合は花ができていません。
秋になると根も活動を開始し、花芽→蕾→開花と進むので充分に肥料を与えます。
11月〜12月に古い葉を切り除くとすっきりとした形で花が咲いてきます。庭植えでは株元に腐葉土やピートモスを敷きます。

年間栽培カレンダー

  9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月
生育過程 活動開始     開花 開花 開花 開花 結実 採種 花芽分化 花芽分化 花芽分化
栽培管理 施肥  鉢替え施肥   鉢替え施肥  古葉取り 古葉取り     鉢替え 施肥 鉢替え 施肥   遮光 遮光
繁殖 播種  株分け  株分け  株分け  株分け   株分け発芽  発芽     播種     

繁殖

* 実生
5月頃に結実した種子は成熟するとサヤが割れて飛散するのでその前に採種します。
キンポーゲ科の種子は乾燥すると発芽しない性質があります。
クリスマスローズは湿気のある状態(種子の皮に皺のない状態)で、
高温期(22℃)と低温期(−4℃〜4℃)をそれぞれ6〜8週間経過すると発芽します。
6月頃採取直後か、9〜10月頃に高温期を過ぎてから蒔きます。
購入種子は乾燥している場合が多いので2〜3日は水に浸してから高温期と低温期を経過させます。発芽してからは凍らない程度で管理します。
*
株分け
5〜6年経った大株は花も小さくなり弱ってきます。
10月頃掘りあげてマイナスのドライバー等で根茎をこじあけて2〜3芽ずつに割り風の当たらない場所に2〜3週間仮植えしてから植え付けます。
小株に分割された株は、元気を回復します。同じ固体を確実に殖やす方法でもあります。


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